戦後政治の証言
2007.08.19 Sunday | 宮澤喜一
「石油危機がもたらした不況を脱出するために、
日本はどうしているのか、と彼(シュミット)がたずねるので、
私は『公共事業をおこすしか方法がないから、そうするつもりだ』
と答えた。
すると彼は『日本は公共事業ですることがたくさんあって幸せだ。
ドイツの場合は住宅に不足はないし、
下水道もほぼ整備されているので、
公共事業のやりようがない』とこぼした。
私はそれまで、日本の社会資本の整備が
おくれていることをマイナスに考えていた。
いわれてみると、社会資本の不足は
経済の成長要因だと思えばよいのである。
シュミット首相との会話で、
ひとつ目が開かれたような気がした」
日本はどうしているのか、と彼(シュミット)がたずねるので、
私は『公共事業をおこすしか方法がないから、そうするつもりだ』
と答えた。
すると彼は『日本は公共事業ですることがたくさんあって幸せだ。
ドイツの場合は住宅に不足はないし、
下水道もほぼ整備されているので、
公共事業のやりようがない』とこぼした。
私はそれまで、日本の社会資本の整備が
おくれていることをマイナスに考えていた。
いわれてみると、社会資本の不足は
経済の成長要因だと思えばよいのである。
シュミット首相との会話で、
ひとつ目が開かれたような気がした」